Lemonadeは9月30日に安定版v2026.40.0を出した。AMD内蔵GPUでのストリーミングモデルのサイズ判定が、固定VRAM割り当て(carve-out)ではなくGTTプール基準に変わった。GTTは内蔵GPUがシステムメモリから割り当てる共有プールだ。

以前はデバイス種別の判別が合わず、内蔵GPUも固定割り当てだけを見ていた。そのため、より大きなGTTプールが報告されても1〜4GBの割り当てのせいでモデルが拒否されていた。

修正後、内蔵GPUは2つのプールのうち大きい方を使い、合算はしない。外付けGPUの判定方法は変わっていない。

注意点:同時に外れたROCmバックエンド

同じリリースは、バグ修正の間openmoss:rocmとsd-cpp:rocmを一時的に削除した。openmoss:rocmはすべてのOSで外れた。

sd-cpp:rocmの削除はWindowsだけが対象で、LinuxはROCmを維持する。Windowsではbackendがrocmのsd-cpp設定はもう解決されず、PRはvulkanかautoへの移行を案内している。

PRの作成者はStrix Halo機でのロード成功を記しているが、これは1台の報告だ。判定の修正だけでは、他のAPUでのロード成功・速度・使えるコンテキストは確認されない。

判定失敗とバックエンド不在を分ける確認手順

アップグレード前に、エンジン、バックエンド、報告されたメモリプールを記録しておく。アップグレード後は適格判定がどう変わったかを見て、実際のロードと推論は別に確認する。

モデルが拒否されることとバックエンドが消えることは、別々の失敗経路だ。

このリリースはメモリを増やしたのではなく、もともとあったGTTプールを正しく数え始めたのだ。