Cloudflareは10月2日、Quick Tunnelsにメール認証を追加した。これはアカウントなしでローカルサービスを一時的なtrycloudflare.comアドレスに公開する機能だ。

cloudflared 2026.9.3以降では--allowed-mailに許可するメールアドレスやドメインを指定できる。訪問者はCloudflare Accessが送るワンタイムPINで認証する。

作成者にも訪問者にもCloudflareアカウントは要らない。ただし--allowed-mailを省くと、リンクを知る人は誰でもアクセスできる。

保護の有無は実際に実行したコマンドで決まる。自動化ツールが作ったトンネルでは、このオプションの有無が特に重要だ。

一時トンネルのリクエスト上限と認証方式

Quick Tunnelsは開発・テスト用で稼働時間の保証はない。一つのトンネルが同時に処理できるリクエストは最大200件で、超過するとHTTP 429を返す。

サーバーが接続を保ってイベントを送るServer-Sent Events(SSE)は非対応だ。メール認証にも対話型ブラウザが必要で、非対話型クライアントには向かない。

トンネルを新たに作るたびに一時ホスト名も変わる。本番用の固定アドレスや長時間のストリーミング接続を前提にはできない。

許可・拒否の訪問者を分けて確認

Cloudflareのドキュメントにある単一アドレスを許可するコマンドは次のとおりだ。

cloudflared tunnel --url http://localhost:8080 --allowed-mail alice@example.com

許可したメールと許可していないメールでそれぞれアクセスすると、認証制限の有無を確認できる。許可リストを変更するにはトンネルの再起動が必要で、プロセスの終了時にアクセスも終わる。

これはドキュメントに基づく確認方法であり、この記事でトンネルを実行した結果ではない。

Quick Tunnelsのメール保護は一時的なブラウザデモに役立つが、本番環境の稼働やすべてのクライアントの認証を保証しない。