Cloudflareは10月2日、ログ、トレース、分析、アラート、ダッシュボード、エクスポートをObservabilityにまとめる8つの更新を発表した。

画面が統合されても、すべての機能が正式提供とは限らない。Cloudflare Tracesはオープンベータで、統合SQL APIとカスタムアラートもベータだ。複数のデータセットを横断するクエリは予定されている。

新料金は2026年12月1日からの適用予定だ。イベント件数ではなく、取り込んだデータ量と保存したデータ量を別々に計測する。Enterprise顧客には契約更新時に適用するとしている。

10と12 GB-monthで変わる追加料金

Paidプランは請求期間当たり50GBの取り込みを含む。追加取り込みは1GB当たり0.25米ドル、追加保存は1 GB-month当たり0.10米ドルだ。GB-monthは日ごとの最大照会可能保存量を合計して30で割った単位である。

ただし含まれる保存量には資料間の差がある。Cloudflareの10月2日の発表は10 GB-month、参照可能な料金文書は12 GB-monthとしている。どちらが個別アカウントの請求に適用されるかは、この資料だけでは確定できない。

料金文書にある取り込み75GB、保存20 GB-monthの例は、保存枠が12 GB-monthなら追加料金7.05米ドルとなる。枠が10 GB-monthなら同じ利用量で7.25米ドルだ。いずれも公表単価による計算であり、実際の請求額ではない。

ログとトレースの既定の保持期間は7日だ。30日・90日・365日の保持は予定機能で、ドメイン分析の30日間の記録とは異なる。取り込み枠と保存枠の相互利用や翌期間への繰り越しもできない。

ベータ機能と請求条件を分けて確認

特定のデータセットを使い、照会とアラートの提供状況を別々に確認すると機能の範囲を判断しやすい。画面が一つでも、すべての機能が使えるとは限らない。

保存枠の数値が資料によって異なるため、採用時にはアカウント表示と契約の料金条件を照合する必要がある。この記事は個別アカウントの使用量や請求書を調べたものではない。

Cloudflare Observabilityは統合画面だけでなく、機能ごとの提供段階と別計量の取り込み・保存料金で評価する必要がある。